私は、総夜のネクタイを引っ張り…


「ちょっ、お前なにす…っ!」


総夜が怒ったのを無視して、キスをした。


「…えっ…?お前…なに…」


「総夜のバカっ!」


私は、混乱している総夜を置いて屋上から出た。


なんで、私を見ないのよ!

そんなに、告白してきた女がいいの!?


私より地味な女がいいの!?

私は、あんたのことが好きなのに…!


えっ…


私は、走ってる足を止めた。