「あ、あのHAJIMEさんのファンですっ! 握手してくださいっ!」 「私は、一緒に写真をお願いしますっ!」 女たちが騒いでハジメの周りを囲んだ。 「あぁ、ごめんちょ。理事長から、そういうことはやるなって止められているから… 出来ないん。」 ハジメは、苦笑いしながら女たちから離れて自分の席に着いた。 「お前ら、授業中だぞ! そんなことは、休み時間にやれ!」 意地悪眼鏡が女たちを座らせて授業を再開した。