クラスの男どもは、俺に同情した目で見てきた。


うぜぇ…

なんだよ、その目は。


「加賀見…

お前がいる限り、俺たちは…

安心できるよ。


お前よりは、ましだって思えるからな…」


「俺で安心してんじゃねぇー!!」


言っとくけどな。

俺は、いざとなれば…
女の一人や二人付き合うこと簡単に出来んだよ!


ただ…

俺を見てくれる女が見つからねぇだけだ。