「いっ…いやぁ…!」


女たちは、驚いた顔をしたあと…

男たちに嫌われたという思いで、この場から去って行った。


「あらら、可哀想。」


逃げた女たちを見て、総夜は小さく呟いていた。


「…なんで、助けたの…?」


私が、そう総夜に聞くと…

総夜は、私に顔を近づけて…


「自意識。」


と笑って言った。