「なっ…!」


「総夜くんは、あなたたちみたいに…

こんな風に集団でいじめなんてしないし、
恋人が心変わりしたくらいで、人に当たんない!

あなたたちの方がよっぽど、変人よっ!」


あれっ…

なんで、私…


あんな奴を庇ったりするような真似…


「この女ぁ…!」


女の一人が私を殴ろうとしたら…


「おいおい…

男が見てる前で、普通暴力振るってるとこ見せるか…?」


いつの間にか総夜が私たちの側に来て、女の腕を掴んだ。