ある日の放課後

唯と帰る準備をしていた時だった

「亜美話があるんだけど…」

そー言ってきたのはゆらだった

いきなりの事に驚いたが
そのままゆらにつられて中庭に行った

「2人で話すのも久しぶりだね〜」

「そーだね。で、話って?」

ゆらは少し目をそらした

「え、と、あのね亜美って龍くんのこと好きだよ、、ね?」

「、、、っ!?」

「私ね龍くんと一緒にいてわかったことがあるの。龍くんは私を見てないってこと」

「そんなこと私に言われても…」

そーだよ。私に言われても
何言えばいいの?
そーなんだ?そんなことないよ?
わかんないよ…

「そーだよね!言われても困るよね…」

それから少し沈黙が続いた

「亜美は私のこと嫌いなの?」

いきなりの発言に戸惑った
けどあたしは

「嫌いなわけないよ」

ホントに嫌いじゃない
嫌いじゃないよ…けど…

「そっか!それが聞けてよかった!いきなりごめんね!!」

ゆらは笑顔を向けて言った
けどその瞳には涙をこらえているように感じた

それからあたしは
少し休憩してから教室に戻った