まさか、生徒会長候補だなんて…。私がその人の推薦人なんて出来るのだろうか…。
プレッシャーと緊張で私の心臓は締め付けられそうになった。
「うわ~、よりによって生徒会長立候補者だなんてね。運がよっぽど悪いよ、それ。でも頑張りなね。」
亜沙美は、肘をつきながら、私に言う。
「大丈夫だよ!応援するよ!」
と莉緒ちゃんは言い、私を安心させてくれる。
二人ともありがとうね。応援してくれてるのに、私もそれに応えて頑張らなきゃいけないよね。
二人のおかげで頑張れる気がしてきたよ。

~♪
いきなり放送のチャイムが鳴った。
「今日の放課後、生徒会候補者と推薦人はHR(ホームルーム)が終わり次第、プログラミング室に集まって下さい。もう一度繰り返します。今日の…」
突然の校内放送に驚いた。
最悪…。よりによって今日だなんて…。まだ心の準備すら出来てないよ…。
「あはは。頑張ってね~」
と笑い言いながら亜沙美は私の肩をポンポンと叩いてきた。