1-Aに入ろうとした時、一人の女の子に「あんた、ジャマ。どけ!!」って言われ、
 
 押された。周りの子も頷いてる...。えっ!何なんだろう?て思っているとだんだんうるさくなってきた。あれ、知らぬ間に沙智子がいない。

 なんか「キャーッ」って聞こえる。教室中の女の子が叫んでる。

 みんなの視線に目を向けると、二人の男の子が歩いてきていた。なんだ、そんなことか。

 沙智子の方を見ると、先頭で叫んでた。んっ!?私の幻覚かな。あの男の子嫌いの

 沙智子が.....。力いっぱい沙智子の腕を引っ張り、質問した。

 「沙智子ぉ~。あの人たちは誰ですか?」と言ったときに、右肩になんか重い物がのった。

 沙智子が目を開きながら、「俊斗様っ!ぇぇぇええっ!!」って言って固まっちゃった。

 「えっ!何なに?私は、その俊斗様っていう名前じゃないけど.....。」

 なんか視線が凄くあたってる。私に?じゃなかった。正確に言えば、私の右肩に。