「…ただいま。戻りました…」
 
あたしはメモをカウンターに置き
控え室へ入って行く
 
 
 
きっと何かあるはず
先輩を信じなきゃ…
けど、、、
 
「間宮っ、買い出しに行って何も買ってこないって何しに行ったんだ!!」
 
市村さんの怒鳴り声も耳に入らないくらい気が動転していた
 
椎名が言ってた
翔子ちゃん、髪をバッサリ切ったって
あの髪型…あたしと全く同じ、
しかも色まで一緒だった
 
たまたま切ったらあたしと
同じだったの?
それとも…
 
 
 
 
最初からあたしに似せた?
 
 
いや、そんなはずは…
第一、翔子ちゃんのがかわいいのにあたしに似せるなんて何の得があって…
 
 
 
 
『これから、よろしくお願い
しますね。山下先輩』
 
 
 
 
…敦郎先輩?