朝…

お母さんは、
居ない。

お姉ちゃんは
まだ部屋に
引きこもっている。

お父さんも
仕事?

毎日と
変わっていることと
いえば、
お兄ちゃんが
リビングに居て、
テレビを見ていた
ことだ。

私は、
気まずそうな雰囲気に
なることは
分かっていたけど
朝食を食べたかったし、
ちょっと
お兄ちゃんと
しゃべりたかった。

私は、そっと

「おはよう。」

とお兄ちゃんに
言った。

お兄ちゃんは、
おはようと言わない
どころか、
目も合わせて
くれなかった。

…ちょっと悲しかった。
でも、
いつもの事なのに、
私は、久しぶりに
見たお兄ちゃんに
無視されることは、
寂しかった。