そんなこんなで何処へも回らず、僕はある人からの連絡を待っていた。 簡単に言えば好きな人、だ。 喧嘩して2ヶ月話さなかった。 そんなこともある。 だが、言葉では好きと言い合った。 嘘がないのなら、今頃は彼が来て、文化祭も一緒に回っていたのかもしれない。 ちょくちょくケータイを確認しながら、13:15からの駐輪場の係りをこなす。 体育委員の仕事に取り掛かる。