ジリリリリッ…。
恋『………………。』
いつもどうりの朝。
リビングにおりても
おはよう と言う人は居ない。
いつもどうりにご飯を食べて
いつもどうりに掃除をして
いつもどうりに過ごしていた。
恋『今日…すごく天気が良い…。』
am9:00。
他の人達は学校に居るから、誰にも会わない。
会うとしたら、散歩中のおじさんやおばさん。
私だけの時間。
髪を整え、着替え、靴を履き外に出る。
雲一つない青空
いつも寄っている公園のベンチに腰をかけて、空を見上げた。
恋『神様…。私にも、楽しい人生ッて…あるかな??』
きっと無い。
そんなの分かってる。
所詮、
無理なお願い事だ。
親にも捨てられ、学校でもイジメにあい、
私はいらない子になった。
恋『帰ろ…。』
地面を見ながら来た道を戻ッて行く。
気がついたら自宅の前。
恋『ただいま…。』
一人暮らしには広い程の4LDK。
カギはかけないので、そのまま家に入る。