そこへ
「みんなー!!
 隣のクラスの未来です!!
 ちょこちょこ顔出すね!!
 1年間よろしく!!」

…っ!!未来だ。

「あの…ね。みら…」

「未来ちゃんって言うの?!
 可愛い名前だね!!よろしく!!」
「うちとも友達になって!!」
「私も!!」
「私の方が先!!」

私の声はクラスの子たちによって
消されてしまった。

「みんなありがとー!!
 誰とでも仲良くするよ!!
 あのね。実は私は昨日
 親友だと思っていた
 このクラスの『愛菜』さんに
 裏切られました。
 みんな相談に乗ってくれると
 うっ…ぐすん。
 うっれしぃっなぁあ。泣」

そんな!!私裏切ってなんかいない!!

そう言おうと思ったのに
みんなの意見で消されてしまった。


「ぇー!!それひどい!!」
「最低じゃん!!」
「私は未来ちゃんの見方だよ!!」
「泣かないで!!」