これから離れるなんて一ミリだって考えていなかった。



考えたくもなかった。



子供だって言われるかもしれないけど、中学生ながら本気で隼人の事が好きだったの。



結婚だってするつもりだった。



幸せな家庭を築いて、これからの未来に希望を感じていた。



なのに、なのに、どうして?



あの時私達が大人だったら、良かったのに。



私達にはどうしようもない出来事だった。



やっぱり、親が居ないと何も出来ない子供だったんだよね。