私の腕をを掴む寸前でチャラ男の手が止まった。



何事かと顔を上げると隼人がチャラ男の腕を掴んでいた。



良かった。ホッとして肩の力が抜けた。



「俺の彼女だから触んじゃねーよ」



凄い顔で二人組を睨み付けた。



正直……超怖い。



「「なんだよ。彼氏持ちかよ」」



そう言ってチャラ男達はどこかへ行った。


「ありがとう、隼人」



昔からずっと、危ない時に助けてくれる。