「私は、隼人の事本当の子供のように愛してたわよ」



泣きながら微笑んでくれた義母さんを見ていると、俺も涙が溢れてきた。




「俺も、本当の親のように思ってたよ」



「白石家にはもう許可をもらっているんだ。婚約も解消したよ」



俺の一番不安だった事だ。



自惚れているけど、舞花は正直俺に本気だったから大変だっただろう。



「……ありがとう」



それから俺は教育学部に合格するために勉強を初めて毎日頑張った。




合格発表の日に名前があったときには死ぬほど嬉しかった。