それから2年ほどたって、俺は高校3年生になった。



学校に行って週一で舞花に会うこれが俺の日常だった。



完全に好きになることはできないけど、このまま幸せになれると思っていた。



でも、俺の人生は大きく変わる。



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「隼人君、大事な話があるからいいかね」


風呂から出たばかりの俺に、深刻そうな顔でお義父さんが言う。



「あ、うん」



もう2年もたてば敬語を使わなくなっていた。



お義父さんについていくと、お義母さんもいた。