「ほら、着いたぞ」





あっという間に隼人との時間は終わってしまった。





色々聞きたかったんだけどな。




「うん……ありがと」





そう言って私は車から出た。






その日の夜はずっと隼人の事を考えていた。






私はこの時から、自分の気持ちに気づいていた。





でも、認めたくなかったの。





吹っ切れたって思いたかったの。