朝。






この日が来なかったらいいのに。





何度もそう思った。





だけど時間は過ぎてしまった。




プルルル



電話だ。




もう時間が来てしまった。




「着いたわよ」




「はい、今行きます」





俺はまとめていた荷物を持って外に出た。