学校の帰り道
やっぱり彼は、いた
川を眺めている。
でも、少し悲しそう?
見ていると、彼は私に気付いて?ニコッと笑った
私は、突先に目をそらしてしまった
感じ悪かったかな…
すると彼は、走って私の目の前に来た
「ねぇ、君名前何て言うの?俺は、川野新って言うんだ」
「へ?あっ、桐谷恋です」
「恋、可愛い名前だね」
あっ、何私知らない人に名前教えてんのー!?
「恋ちゃんは、ここらへんに住んでるの?いつもここ通るよね」
「は、はい…。」
「恋ちゃんは、どこの学校?」
「え、えーと。南…てー、何であなたに教えなくちゃいけないの?」
「何でって、恋ちゃんの事可愛いからだよ?」
「か、可愛くなんかありません!」
何この人、私をからかってるの!?
「じゃ、私帰るんで。さようなら!」
自転車を漕いだ
「待って!俺、恋ちゃんの事好きになっちゃったかも…?」
「へ、え?えぇぇぇぇっ!!」
「俺と、付き合ってくれない?」
「え?あ、その…。」
「ハハッ、返事は、また今度でいいからさっ!じゃー、バイバイ!」
彼は、手をブンブンと振ってニコッと満面の笑みでどこかへ行ってしまった