「わかった、面接受けるよ」


「当然ですぅ!」


アカネが僕の前に就職情報誌を置いた。


「あたしのオススメは、ここですぅ」


アカネが指したのは就職情報誌ではなく、ファーストフード店の店内だった。


どうやら、ハンバーガーがえらく気に入ったらしい。


「悪いけど、ここじゃ営業の仕事ないから」