「うん…そうだね☆」


智とともにはしゃぐ優奈を眺めながら
そう答える私。


もう私のことは好きじゃないよね…。


ね?


誰に確認しているのか、
1人でうなずく私。


「由香…大丈夫?」


そんな私を心配してか、
気味が悪いと思ってか、
不安そうに私の顔を覗きこむ葉月。


「えっ!?あっうん大丈夫だよっ」


慌ててそう言う私。


葉月は"そう?"といった様子で
私の顔を見た。


「キレイに撮れたよ〜♪」


デジカメを片手に嬉しそうに
こっちに向かって走ってくる優奈と、
まだ物足りないといった様子で
後ろをフリカエリフリカエリしながら
こっちに向かってくる智。


「見して見して〜♪」


笑顔で優奈にかけよる私。


「うんいーよ♪」


優奈はデジカメを嬉しそうに
私の目の前に突き出した。


そこには変なポーズをした智が
うつっていた。