あれから月日は流れ…
いまは校外学習の行きのバスの中。


窓の景色を眺めぼーっとする私の
右隣には、宝探しで自分と祐希が
ラブラブしている場面を妄想する
真琴。


後ろには盛り上がる葉月と優奈が。


「ねぇねぇ由香♪楽しみだね宝探し!!」


私の肩を揺さぶり
話しかけてくる真琴。


「そんなに楽しみにしてるのは真琴だけね♪」


はははっと笑いながら
真琴をたたく私。


「だってぇ好きな人と宝探しだよ!?楽しみで仕方ないしっ☆」


バス席の上で尻で跳ねる真琴。


真琴の恋、どうなるかな??


「なになにどーしたのー??」


見ると葉月と優奈が
ひょいっと後ろの席から
私たちを見下ろしていた。


「真琴が宝探し楽しみで仕方ないんだって♪」


葉月と優奈に話す私。