「あんたらどーしたん?」


お弁当の時間になり
1言も話さず黙々と
お弁当を食べる
私と葉月をみて真琴が言った。


「喧嘩でもしたの〜?」


喧嘩…ではないんだよね。


優奈の言葉で思う私。


葉月はお弁当をしまうと
ゆっくりと席を立った。


葉月は…なにを思ってる?


「まぢでどーしたん」


優奈が教室を出て行く葉月をみて
驚く真琴。


「別に…なにもないよ」


私はお弁当をしまい教室を出た。


廊下にはまだ葉月の姿があった。


「葉月!」


「…由香」


私は葉月を呼び止めた。