それから真琴は着信履歴から
祐希の携帯に電話をかけた。


祐希は「人数は多い方がいい♪」
と大歓迎だった。


私たちはまだ6月なのに
"どんな浴衣着る〜?"と、もう
祭りに行く準備をしていた。


「てゆかさあ、お腹空いてきたくない?」


「あ〜…確かに」


優奈の言葉で時計を見る私。


時は過ぎるのが早く、時計は
もう7時を指していた。


私たちは風呂より先に
夕食を食べる事にした。


「はいは〜い今日は焼き肉で〜す♪」


「いぇーい!」


葉月がテーブルに置いた
焼き網と肉をみて
大喜びの私たち。


夕食のメニューを知らなかった優奈は
私たちの中の誰よりも喜んだ。


真琴がタレを入れるお皿と
箸を持ってきた。


私はご飯を山盛りいれた
茶碗を持っていった。


全部が揃ったところで


「いっただっきまーす♪」


私たちは両手を合わせた。