『じゃあ日程とかちゃんと決まったら連絡するから♪』


「うん分かった!じゃあね」


『うん☆』


プッ


「なんて?」


携帯をカバンにしまう真琴に
せんべいを片手に聞く葉月。


「8月に祐希のお父さんが経営してるとこの会社が大きな祭りやるんだって。そんで、その祭りの一大イベントである盆踊りを踊る人の人数が足りないから、祐希が私に踊ってくれないかって頼まれて…」


「ふぅん…でもなんで真琴に盆踊り頼むの?」


話に割り込む私。


「私この前まで、盆踊り教室に通ってたんだよね。」


「そんな教室あるの!?」


「うん。そんで、その盆踊り教室に行く途中で祐希と会ってさ。"どこ行くん?"て聞かれて"盆踊り教室"って答えたの。祐希たぶんその事思い出して私に頼んだんだと思う」


「ふーん…」


"そうなんだ"と納得しながら
お茶を飲む葉月。


「あっ!どうせだから葉月たちも来る!?」


「いいね〜〜♪!」


真琴の発言に賛成する私たち。