「葉月はっ?先生と1泊2日一緒なの嬉しくないのっ?♪」


「えっ」


カーッと顔を赤くする葉月。


「嬉しいんでしょーっでしょっ?」


「………」


からかう真琴と真琴の言葉に
下唇を噛み顔を赤くする葉月。


葉月はかわいいな…。


そんな事を思いながら私は葉月を見る。


「由香はっ?」


真琴がいきなり私に話をふる。


「えっ」


「由香は…あっ先輩だっけ…」


「うん…」


"あちゃー"という顔をする真琴。


「由香は逆に辛いよね…」


葉月が私を寂しそうに見つめる。


「そっそんな一生会えないワケじゃないんだから!」


「あっそうだね♪」


葉月の寂しそうな顔が
笑顔に変わる。


「てゆーかこんな話前にうちらしなかった?」


「あっ!したね〜♪」


"そうだった"と思い出す私と葉月。


「なあに?前にも話したの?」


真琴が不思議そうに話に入る。


確かあの時真琴は
いなかったんだっけ…