私はホットケーキ、
真琴と優奈はクレープ、
葉月はワッフルを注文した。


1番に、葉月のワッフルがきた。


「わーい、いっただっきま〜す☆」


よだれを垂らして
葉月のワッフルを見る私たち
なんかお構いなしに、
バクバクとワッフルを
ほおばる葉月。


しばらくすると、真琴と優奈の
クレープがきて、最後に私の
ホットケーキがきた。


「いっただっきまーす☆」


私と優奈と真琴は三人同時に
1口目を口に運ぶ。

そして

「うっま〜い♪」


三人同時に言う。


「ちょっとトイレ行ってくる」


先に食べ終わった葉月は
トイレへと席を立った。


「葉月ったら、人が食べてるのにね〜」


「ほんとにね〜」


そう言っていても
手は止まらずに
食べ物を口に運ぶ。


しばらくすると葉月が
戻ってきた。


戻ってきた葉月の目は、落ちそうなくらい飛び出ていた。


「どうしたの?」


クレープをほおばりながら聞く
真琴に、葉月は
ゆっくりと答えた。


「お父さんがいた…」


「は!?」


「トイレに並んでた…お父さん」


「うそ!?」