「なんかこーゆーの久しぶりだな〜」


「だよね☆あんま祝う事とかないから」


「でも優奈が恋に目覚めたくらいでパーティーってゆーのもどうかと思うがね〜♪」


「あはは確かにね!」


テーブルを囲んで賑やかに
談笑する私たち。


「いま何限目くらいかな〜」


葉月が壁につってある時計を
見上げながら言った。


「も〜葉月こーゆーのあんま慣れてないからでしょ〜☆」


「あははそうだよね〜♪今日は学校の事なんて忘れなよっ!」


「そうだね☆ごめんごめん」


葉月は小学生の時は
真面目なコだったらしい。


だから1日学校を休むだけで
胸がハラハラするのだという。


「じゃあ葉月は中学デビューなわけだ?」


真琴が
お菓子の袋を開けながら言った。


「まあね♪」


葉月が真琴の開けたお菓子を
つまみながら言った。

その時


プルルルルル


「あっ、ちょいごめん」


葉月が立ち上がって家の電話に出た。


「はいもしもし…あっ、うん…うん…わかった。は〜い」


ガチャン


「何だった?」


優奈がジュースを片手に聞く。