エレベーターで葉月の部屋へ
向かった。


「いらっしゃあ〜い☆」


葉月が私たちを迎えてくれた。


「わあ…」


花を捨てにいく前より部屋は
断然きれいになっていた。


「こんなに綺麗な部屋初めてみたよ〜☆いつもこんな綺麗なの??」


「はは…まあね」


ついさっき急いで
部屋の掃除をした事を知らない
真琴と優奈は感激している。


「座って♪ジュース入れるから♪」


葉月がリビングの中心にある
テーブルを
囲むように並んでいる
ソファーに案内した。


「わあいふかふか〜♪」


誰よりも早くソファーに座った
優奈は、早速ソファーの
心地よさに感激する。


「うちもお菓子持ってきたよ!」


真琴が両手に持っていた袋を
テーブルにドサッと置いた。


「こんなに食べきれるかな〜」


優奈がお菓子の山をみて
よだれを垂らす。


「あんた1人で食べるんじゃないでしょ!」


「あっそうだね☆」


「あははは♪」


笑いに包まれるテーブルに
葉月がお菓子の袋をよけて
ジュースが乗ったおぼんを置いた。


みんなはジュースを右手に持った。


そして


「それでは!優奈が恋に目覚めたのを祝して!かんぱーい!!」


「かんぱーい!!」


乾杯をした。