いまの時刻は朝の10時。


服の支度を済ませ、
パーティーが行われる
葉月の家へと向かう。


パーティーなんて言っているが
実は今日は休日ではない。

昨日の水曜日の次の、木曜日だ。


よく学校を休んで
遊んだりする私たち4人。


テストの成績なんか、5教科で
1点をとった事がある
私にとって、
コワくも何ともない。


親は真面目だが、勉強に
対しては真面目ではない。


私が1点とろうが500点とろうが
どうでもいいのだ。


あれこれ考えているうちに
葉月のマンションに
ついてしまった。


部屋番号を入力し
呼び出しボタンを押す。


ピンポーン…


ガチャ


「はーい♪」


葉月はご機嫌の様子。


「由香でーす☆」


「はあい♪」


ピッ


ガラー…


入り口のドアが
ゆっくりと開いた。