「あんった一目惚れって…大人の人がいいんじゃなかったの?」


「え〜?そんな事ゆったっけ私〜」


優奈は完全に
智にどっぷりはまっていた。


まあ相手が誰であろうと
優奈が恋にめざめたのは
めでたい事だ。


「んぢゃあさ、パーティーしない!?優奈が恋にめざめたパーティー」


「いいねーやろっか♪」


「そんなら明日の遊ぶことになってた予定を優奈のパーティーに変えたらどう!?」


「そうだね☆何もってく??」


「おやつは沢山いるよね〜」


私の案にみんなが賛成し、
どんどん計画が練られる…


「私はなにもってけばいい?」


優奈が話し続ける私たちの中に
気まずそうに入って聞いた。


「あんたは何もいらん!あんたの為のパーティーなんだから☆」


葉月がにこっと笑って言った。


「そーお?じゃあ思いっきりはじけよっかな〜?♪」


「それはいい」


「なんでよ〜!!」


私たちのところに
おだやかな空気が流れる。