「さっそく今日の晩送るーっ!!」


真琴が祐希から渡された
アドレスが書かれた紙を
握りしめながら言った。


「真琴頑張ったね。あいつあんまメアドとか教えたくない人だったのに。」


「えっそうだったの?」


「うん」


葉月、あなたは何でも知っているのね。


私はそんな事を思いながら
隣にいる葉月をみた。


「んじゃ〜優奈の運命の人見つけに行きますか!」


「は?」


大きく伸びをしながら言う葉月に
3人の『は?』という返事が届く。


「いや…いま別にそんなのいいし」


「いいからいいから」


明らかに遠慮している優奈を
無理やり連れてく葉月。


「2人とも待ってて〜♪」


「は〜い☆」


葉月は優奈の運命の人探しに、
(優奈も無理やり付き添いで)
私と真琴はその場に残った。