「火〜水までの一泊二日だから、二日間、先輩と会えないね…」


葉月が仕方ないねと
言いながら私の肩を持つ。


「うん…って、大げさだし☆ほんの二日間会えないだけじゃん♪」


「…そっかあ!そうだ!あはははは!!」


「あははははは!!」


私と葉月はお互い肩を組み
教室へと戻った。


教室に入ったとたん、
真琴と優奈が
私たち2人の元に駆けつけてきた。


「真琴…優奈…」


葉月はさっきの怒りを
思い出し、
顔から笑顔が消えた。


「あの…さ…私たち…間違ってたと思う…」


「…………………………」


「葉月は葉月なりに恋してるんだし、それをバカにしたのは間違ってたと思う…」


「私たち、葉月の恋、応援するよ!…さっきはホントにごめんね…」


「…真琴…優奈…」


葉月はふるふると首を横に振った。


「私も…そんな少し言われたくらいで逃げ出して…そんなんじゃ…先生との恋なんて叶うわけないよね…ありがとう2人とも…」


「葉月…」


3人は抱き合った。


周りの男子の"レズがいるー"と
いう冷やかしなんか
気にせずに。


私は1人仲間の絆に感動して
拍手をした。