「グループ分けかぁ〜。いいねいいねぇ」


真琴の提案に食いつく祐希。


「それじゃあどーやって決める?」


「んじゃ、ぐっとっぱしよ!!」


優奈の楽しそうな発言で
ぐっとっぱをする事になった。


「んじゃあいくよ!!ぐっとっぱーの…」


『『「ぐっとっぱ!!!!!」』』


葉月のかけ声に合わせて
みんなが一斉に手を出した。


結果は………




グー … 葉月・祐希

チョキ… 優奈・真琴

パー … 私・智




だった。




え…………。


私、智とですか。


あぁ…どうしよう
何しゃべったらいいんだか…


気まずすぎる……


斜め前にいた智の顔をみると、
明らかに『気まずい!!!』というような
顔で頭をかきむしっていた。


ど…どどどどうしよう………


「あ、あの〜…ペア替えとかって…」


「ダメ!!!」


「……………………」


一気に暗くなってしまった私。


智はなんだか申し訳なさそうに
私を見てきた。