side雅

んー。頭痛い。
なんだここ。

薬臭い。。。

「いたっー」

もうほんと頭痛い。

「起きたか。大丈夫か?」

ん?んんん!?

「誰ですか!?」

私と同じ制服だ!
同じ高校の子かぁー。
なんかこの人見たことある!
あ!朝のイケメン君!!

てことは、ここ保健室か。
保健室ってこんなに綺麗なんだな笑っ

「俺、龍崎 蓮。
あとここ、保健室だと思ってるみたいだけどここ、俺の家。」

………………………………

「!?えええええー!!
え!?え!?なんで龍崎君のお家なんですか!?え!綺麗すぎじゃないですか!病院みたい!」

「龍崎財閥。いわゆるお金持ち。
倒れてたから、保健室や、病院に連れてくより、うちの医師に頼んだ方いいと思った。」

「え!?龍崎財閥ってすごく有名な。。。
あ!私って倒れたんですか!?
なんかすみません…ご迷惑かけて…」

「お前覚えてねぇの?」

「はい…」

「覚えてねぇならそれでいい。」

「あ、はい。」

なんか怖くて聞けなかったなぁ。
あの人無口な人だな。
でも、すごく優しい人なんだなって思う。

それにあの容姿。
黒髪。すごくきれいな黒髪。あと真っ黒い瞳。
あの瞳には嘘がつけない気がした。
それに。あの人に似てる。
全く性格正反対に見えるけど、似てる。

そう思いながら私はまた眠ってしまった。