side麻里

あたしは雅を無理やり体育館に連れてきた。
ちょっと、強引な気がするけど…
でも雅が予想外の言葉をはっした。

「麻里なんか懐かしいね。」

ホントにびっくりした。今まであの事件から全然バスケの話なんて一切しなかった。
ましては懐かしいなんて言うとも思わなかった。

「ふふっよかったわ。」

私は、驚きを隠して、そう言った。

ん?てかさっきからバスケの練習してる子見たことあるわ。



あ!同じクラスの!朝から女がキャーキャー騒いでた、すっごいイケメンの二人だ!!
でも、なんかもう1人の方のバスケの動きとか誰かににてる気が…

「麻里…このバッシュの音とドリブルの音がそっくり。あいつにそっくり。」

なんかやばいと思った。嫌な予感する。
麻里がしゃがみこみ小さく震えた。

「雅!!大丈夫!?雅!!」

「私のせいだーー!悠を悠をあんな目に会わせたのは私のせいだ!!!!ごめんなさい、ごめんなさい。」

「雅!!」


私が雅と叫んだ瞬間、雅は意識を手離した。
すると、雅をお姫様抱っこをし

「こいつは俺が保健室に連れていく。」

と俺様発言し去って言った。
あの人クラスのイケメンの1人じゃん。
雅大丈夫かな…