「私…最低だよ?
何もかも中途半端なんだよ…
それなのに、龍崎君のこと気になって気になってしょうがないんだよ…
でも、それでも…


私は…龍崎君が……好き。」

あ、、、
言っちゃった。

言わないともう決めていた言葉を。

あなたに言った。

あぁ、私はあなたがいないともう生きていけないんだ。

「お前、それ本当か?
俺本気にしちゃうよ?」

「嘘でこんなこと言うわけないだろ?」

「え?お前キャラ…」

「びっくりした?それとも拒絶した?
これが私なの。
こんなフワフワしてるやつが、中2にして、キャプテンやってこれたと思うか?
2年でキャプテンやって、そりゃあ先輩に目つけられて、いじめられた。
でもそんなとき悠は、悠だけは私の見方をしてくれた。」

「拒絶なんかしねぇー。
お前のすべてを受け入れる。
だから大丈夫だ。

話の続ききかせろ。」

「うん…

私は、中1の春、悠に出会った。

入学式の前に、バスケしたくて体育館に行ったんだ。
そしたら、もう誰か来てた。
最初は先輩だと思った。
でも、ネクタイが同じ色だからタメなんだと思った。

私は、あいつのシュートを見たあの日から目が離せなかった。
だってよ、すげー綺麗だったんだ。

そして1年の夏、悠から告白されて迷わず付き合ったよ。

そして2年の春、私は、キャプテンに任命され、やった。

最初は1年の奴等も2年の奴等もみんな大賛成してくれた。

でも、先輩たちは違ったんだ。
それから私は、先輩たちにいじめられた。
キャプテンになったことも悠と、付き合ってることも…

悠はすごくかっこよかった。顔も整っていたし、すごく優しかった。
何にもまっすぐで。。。

だからすごくモテたんだ。

それで、悠と別れようと思った。
でも悠は私といることを選んでくれた。

みんなからはぶかれても、悠と、まりは話かけてくれた。

はぶかれたり、いじめられても、麻里と悠がいればただそれだけでよかったんだ。

でも、しまいには悠が男バスの奴等にはぶかれてしまったんだ。

私よりひどかった。毎日、毎日殴られて傷作って、、、

だっ、だから!!
私は、別れようとしたんだ!」