そして、放課後。

私はバスケの顧問のところに行った。

「す、すみません。今からでも部活入るの遅くないですか?」


「大丈夫よ?あなたより2日くらい早く入っただけだもの。
これからよろしくね?」

顧問は笑顔でそう言った。

「はい!よろしくお願いします!!」

「さぁ、みんなのところに行ってきなさい。
普段の練習は生徒だけでやるから。
あたしは、試合のときにいるだけなの。
生徒だけでここまで強くなってきたの。ここのバスケ部は。だからあたなも頑張りなさい。」


「はい!!
それじゃあ、失礼します!」


てことで、体育館に来た私。
すごい視線が痛い。。。

バスケ部が集まってきてくれた。
たぶん麻里が言ってくれたんだろう。

「あ、あの!今日からお世話になります!
風間雅です!!!」

「「「よろしく!」」」

「雅ちゃんって、奏の妹でしょー?
可愛い!俺副部長の宮瀬晴香!」

「かわいい!この奏の妹だなんで!しかもSクラス文句ないなぁ笑」

「かわいいー!俺と付き合う~?」

「こら日向ころす。」

「日向さん?」

あれ?お兄ちゃんと龍崎君が怖い!

「わ、わ、わ、わかったよ。ごめんって!!
しかも、奏より蓮が一番怖い!!」


「こんな男子なんてほっといていいわ。
私は女バス部長の、山中蛍よ。」

「よろしくお願いします!」

「可愛いわね。わたしは副部長の安西華!よろしくー!」

「自己紹介終わったところで、新しい子の実力も見たいから、試合するわよ!」

「じゃあ、俺たちみてる!
審判するな!」

「よろしく奏。」

「お、おう。」

あら。お兄ちゃん顔真っ赤笑

部長さんのこと好きなのねファイト!

「チームは1年と3年。
2年は見てて。」

「はい!わかりました!」

「それじゃあ、始めるわよ。」

周りの声からは

「1年と3年って勝ち目ないじゃない。」

とか言ってるけどどうでもいい。
よし!頑張ろ!
髪邪魔ね。結ぼう!
ポニーテールにし、バッシュを、はいた。


「それでは、はじめ!」

そう言って始まった。