あの村田がそんなことするはずはない。 俺はずっと信じていた。 そして村田が来なくなってから1ヶ月が経ち、公式戦も敗北した日 監督が試合終了後見知らぬ夫婦二人と話をしていた。 直感で 村田の両親だ そう思った。 大雅と二人でその様子を見ていたが 明らかに母らしき女性が涙を流していた。 「村田、なんかあったんやな」