わたしは一粒だけ涙をこぼしその場を
後にした。


部屋に戻るとちょうどお開きの前だった。


「どこいってたのよ、瑠璃」

『愛美……、ん、ちょっとね…』



「じゃあ!今日はこの辺で終わろーぜ!」

太河の声で歓迎会はお開きになった。