ーその後。 結局、いろいろ仕事していたらいつの間にか八時になっていて、慌てて帰った。 借りたアパートは本社からも高校からも適度に近くて帰りやすかった。 夕飯を作る気もなかったから、コンビニでおにぎりとお茶を買って帰った。 階段を上りきると、玄関のドアの前に大きな籠があった。 不思議に思って中を覗くと、 『………………はぁ?』 スヤスヤと眠る赤ちゃんがいた。