*理玖斗 中学3年*

「こ~ら~!りくと~!早く起きなさい!遅刻するわよ!」

そう、母さんに言われて飛び起きた。時間を見ると7時になる少し前…。

やべぇ!後、朝練に遅れる!

俺は、慌てて準備をして家をでた。ご飯は食わなかったけどな 苦笑

「あぁ~。やべぇ。いそがねぇと!」

そう言いながら俺は通学路をダッシュで走っていた。

いくらサッカー部の俺でもこんな重い荷物持って猛ダッシュはキツイ……。

でも、朝練に遅刻するわけにはいかない!もう、こうなったら転んでもいいから猛ダッシュで学校にいくぞ!

俺はこの時「転んでもいいから」なんて思わなければよかった。