「……なに?」 「心配になって来てみた。」 「…そっか、……お茶飲む…?」 「……いいの?」 「…入って。」 誰かを家に入れるのって何年ぶりだろう。 私は落ち着かなかった。 でもソファーに座る春紀はすごく落ち着いていた。 「大丈夫?」 「…うん、すこし頭痛いだけだから…」 「手伝おうか?」 「いいっ。…そのまま、座ってて」 なんだろう、私の家なのに落ち着かない。落ち着かない。