沖田side

沖「あっ!ちょっと!」

僕が声をかけると、あの子は物凄い速さで逃げていった

?「残念だったな総司…」

僕が驚いていると隣にいた一くんこと斎藤 一くんが声をかけてきた

沖「うん、あの身のこなしはただ者じゃないから…長州の浪士かと思ったんだけど…」

斎「うむ…確かに…強いだろうな

下手すれば総司や俺でも敵わんかもしれん…」

一くんが顎に手を当てて答える

沖「やだなぁ…負けるわけないじゃん?

あんな小僧に」

僕があんな子に負けるはずない

斎「それはおいといて…まずはあの気絶している男をなんとかしよう

副長に報告もせねばならん」

沖「えー、土方さんに報告するの~?

めんどくさいなぁ~」

なんで報告しなきゃいけないんだろう
土方さんなんかに←

斎「当たり前だ

さっさと行くぞ」


はいはい、と僕は返事をするとあの子が走っていった方向を見つめる


沖「今度見つけたら…………ね?」

と呟いた

沖田side end