「あっ、桜子!
ちゃんと仕事してるー?」
「しないよ笑 しなくたって、誰かがやってくれるよ。
ほら、みーみみたいに。」
「んもー…。
桜子ったら!やんなきゃだめだよー!」
みーみは ニコニコ笑ってそう言った。
「まぁ、いーでしょ。
やることないし。
…ねぇ、そこのキミ。
ちょっとこのコ借りるから。」
あたしは みーみと一緒にいた
名前も知らないクラスメートにそう告げて
みーみの手を引いた。
そして、みーみの手を引いて、学校の螺旋階段へ。
「ねぇ、桜子、どうしたの?」
手を引いて、ここに来る途中。みーみは何度もそう尋ねた。
あたしはそれをフルシカトして
ここまで来た。
まぁ、みーみは怒らないからね。