顔はよく見えないけど、容姿が見たことあるような気がする。
だけど、確定出来ずにいる私に、由佳理が呟く。
「あの人が、亜季に紹介したタカと呼ばれる人だよ」
「えっ!?」
何で、みっちゃんと一緒にいるのだろうか。
そもそも、私は会わないと言った。
今では、連絡を取ることさえしていないのに。
イヤ、それよりも……。
みっちゃんの隣にいる人を凝視する。
どうしても、見たことがあるような気がする。
だけど、あの人はタカであって、私が知っている訳がない。
止まって見ていた私を、由佳理が引っ張って2人の近くへ行く。
その時だった。
タカがサングラスを外して、私を見た。
「……えっ……!?」