嬉しくなってまた、笑顔になる。


それとは裏腹に、由佳理の表情はまた冴えない。

やっぱり、何かある。



「ところで、由佳理たちとどういう関係?
由佳理の彼氏とも知り合いなんだよね?」



だから、そんなことを聞いてみた。

今私らに関係しているのは、タカのことしかないから。



「えっ?
あーえっと……タカのこと?
アタシも知り合い程度だよっ。元々、彼氏の友達だし」



言いにくそうに答える。

そして、なぜか知り合い程度を強調するように言った。



「由佳理の今の彼氏って、みっちゃんだよね?高校の時の同級生の」


「そうだけど、いつからの友達かは知らないよ」


「そっか……」