「お前、モテるからって調子のんなよ、痛い目見るぞ、じゃあまた明日なー」
理久は亜香里に言いたい放題いった後、嵐のように去って行った。
「理久くんって、恭ちゃんのことほんとに好きなんだねえ、、」
ふふふ、と笑いながら僕に振り向く。ふわっと彼女の甘い香りがした。
「でもさ、恭ちゃん、なんで?なんで断ってばかりなの?」
まさか彼女に聞かれるとは思っていなかった。彼女はいつも僕が告白されても何も感じないような素振りを見せていたのに。
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