夏休みに入り、バイトのシフトを変えてもらった。


勤務時間は朝七時から午後三時まで。曜日は月、火、水、木、金。


早起きして、規則正しく。土日はしっかり休む。もし、体力に余裕があったら、夕方から夜にかけて別のバイトを入れてもいいし。

そうやって生活していくうちに天野くんへの想いを断ち切ろう。

夏休みが終わって天野くんが帰ってきた時には、もう私はあなたの事なんて想っていません、という顔ができるように。

その方が天野くんも幸せになれる。


朝のコンビニはただひたすらに忙しかった。これでも夏休みで通学前に立ち寄る学生が減った分、ラクになったらしい。


私にとっては全然、ラクじゃなかったけど。

まだ不慣れなままなのだ。

混んでくると焦って余計に時間がかかってしまうし。笑顔でいようと思えば思うほど、頬がピクピクひきつっていた。

レジ横の調理とソフトクリームを作るのは得意でずっとそれをしていたかったけど、そうはいかない。